抜き書き習慣

『真贋』(吉本隆明)より

手をつかうこともまた修練の一つの方法です。感銘したところや、気持ちに引っかかってきたところを抜き書きしながら読む。あるいは、面白いことを再確認するように書きながら読むといったことを含めて、修練になるような気がします。(p77)

なんとなく気付いていて、たまに思いつくとそういう行為をしていたけれど、ちょっとしばらく意識的に継続してみようかなと。最近読書熱が自分の中で高まっているのもあって。というわけでの、抜き書き第一弾にはとても相応しい内容の抜き書き。
ちなみにこの本は昨日本屋で見かけてそのまま買って、読みやすいのもあって一気に通読したけれど、前半のほうが示唆に富んでいて刺激的に感じた。単に一気に読んだので、後半疲れてきたのか、今の自分の興味の対象の問題か、はたまた実際に前半のほうが濃い内容なのかは判然としないが、こういうことってよくあるように思うなぁ。本屋で立ち読みして「おっ」と思って買って、最後まで読んでない本とか。自分の集中力とかの問題なのかなぁ。