メモ。

現在劇団の次回公演にむけて、台本執筆の日々。
公演まであと1ヶ月。
まだできてないんかい!と思うかもだが、いやいや、1ヶ月前に台本があがっていたことがかつてあっただろうか、という感じです。
に、しても。
今回は過去最高にピンチ、なのではないかと思う。
書けない。
オムニバスにしてみたのが命取り、だったのかもしれない。
もともと、前半で話の風呂敷広げて後半折りたたむ、ちくちく伏線張ったりするのが好きな、あと本筋から脱線したりしなかったりするのが好きな、そういう台本を書いていたので、まぁ一度その得意なとこから離れて、チャレンジしてみようとオムニバスにしてみたわけですが、これがねぇ。
もしかしたら、いつもと同じぐらいのペースで進んでいて、公演前には出来上がるのかもしれないけど、短編集なので、先が見えないのです。
いつもなら、伏線張ったとことか、書いてるうちに次から次、書かなくてはいけないことがでてくるのですが、オムニバスだと、第一話が終わったら、もう書かなきゃいけないことはとくになく、また0からつくり始めねばならない。
あと、いつもは開始20分ぐらいでほぼ全ての登場人物が出てくるのですが、それはまぁ稽古しながら台本書くので、出番ない人とかヒマになってしまうとか考慮してのこともあったのですが、オムニバスだとそうもいかない。なので、稽古のこと考えるといつも以上に台本を早くあげねばーと思うのです。


そもそも、公演スパンが短い(今回は4ヶ月ちょい)というのが問題だといえばそうなんですが、今回も、4ヶ月ちょいで果たして台本が書けるのか、考えなかったわけではないのです。
毎回、公演ギリギリになるまで書けない、遅筆なのだから、公演スパンを長くとろうかということは当然考えたのですが、今回は、チャレンジだったわけですねぇ。
いいかげん、歳もとってきましたし、芝居をいつまでやるのか、どのぐらいのものを目指すのかということも考えるようになりまして、まぁ自分だけならあんま考えずてきとーにやっていってた気もするんですが、メンバーの人たちも就職とか考える歳なので、いろいろな人に劇団は今後どうなっていこうとしているのか、みたいなことを問われたのですね。
ここも見るであろう制作チーフともよく話をしたのですが、もうすでに相手の人生に影響を与えてるし、今後のことにしても、私が芝居をやるかどうかが、その人の人生を大きく左右しうるということを実感いたしまして。
まあ嬉しいことですし、ヘンにプレッシャーを感じるとかヘンに責任感じるというようなことではないんですが、なんとなくだらだらとやってる場合ではないなぁとは思いまして。
ただ、芝居をどこまでやるのか、という見切りをつけるのは簡単なことではなくて、そりゃあ上みりゃあ絶対敵わねぇと思うような才能溢れる人たちがいて、それ見て自分の才能のなさを感じてやめるのは簡単ですけど、続けていけばそのうち勝てるんじゃねーのと思ってしまうような人やすでにコイツには負けないだろうみたいな人もも案外いたりして。
そもそも才能のあるなし以外に、才能なくても好きだから、楽しいから続ける、とか芝居が人生の生きがいだぜ、みたいな道もあるわけで(才能なすぎるといたいけどさ)。
とか考えつつ、見切りをつけるまでの時間もそこまで多く残されてなくて、とりあえず、この4ヶ月ちょいのスパンは短いけど、これでやれなかったら、なかなか続けていくのは難しいやろ、みたいな考えで、やることにした、ということがあったような気がする(あやふや)。


そんなわけで、ああ、そうかぁ無謀なチャレンジということは最初からこの苦しみはある程度決まってたんだなぁと思いつつ、芝居初めて以来一番ではないかという苦境に立たされておる現在です。
でも実際、打ちやすいペースで打っていってたら、やめどきなんてそうそう来ないんだろうなぁ、今の感じを見てると、とも少し思う。
いやいや、あと1ヶ月、とりあえず全力を尽くして、色々なことは後から考えよう。