ハウルの動く城

ようやく観ました。
生活のリズムの乱れが原因で、睡眠3時間ぐらいだったんで、ちょっと心配してたんですが、まぁウトウトすることはなかったです。
でも、かなり後半まで頭シャキっとはしなかったな。まったりぼーっと眺めて気持ちいい映画でした。戦争とかも出てきたけど、アドレナリンっていうよりエンドルフィンが出てそうです。α波とかね。
え、オレが眠かっただけ?まさかそんな。
実際そういう映画なんじゃないかなー。物語でみせる映画ではなかったと思うし。というか物語はあってないようなものだった気が…。破綻してるというより、説明ぶっ飛ばして展開するんで破綻のしようもないという。リピーター狙いか?ってぐらい。わざとなんでしょうか。もしかして、もののけ姫ぐらいから、分かりやすくしないほうがリピーター増えて収益上がっていい感じじゃん?とか学習してしまったんでしょうか?どちらかというと宮崎さんよりプロデューサーの考えそうなことですが。
あ、決してけなしているわけではありません。だって、あの心地よさはただごとないと思うのですよ。ドキドキしたり、緊張したりはあんまりしなかったけど、ただひたすら宮崎ワールドを堪能する、一種トリップ感覚の味わえる素敵な映画でした。いや、眠かったからとかじゃ、ない、と思う、たぶん。
1600円払って、他にあれだけ満足感の得られる映画があるかっていうと、なかなかそうはないんじゃないかと思いますもん。宮崎ワールド万歳です。
個人的には主人公ソフィーが素直に観れるように描かれていたことに感心しました。ほんとは18の娘が魔法(呪い?)で90歳の老婆にされるわけですけど、肉体だけじゃなく、精神も変化するんです。「歳とると肝が据わるねぇ」みたいなことを本人が言ったりして。その後もちょくちょくいろいろ変化するわけですが、ちゃんとソフィーってキャラクターに一本芯が通ってるように見えるのがよかったなぁと(なんとなくごまかされただけかもとも思うけど)。「ビッグ」とか、見かけの年齢と中身の年齢が違うって話は他にもあると思うけど、精神も歳とっちゃうってのは興味深い設定でした。
ま、魔法かかる前も18には見えないし魔法かかった直後も90には見えなかったですけど、僕には。声の問題かとも思いますが、まそのへんは、許す。
あと「愛してる」みたいな、っていうか確かそのまんま、な直球なセリフがあって、そのへん原作が海外のやつだからしょうがないのかなぁ、そりゃ登場人物も日本人じゃないけど、ちょっとひいたのでした。
あと、最近気付いたこと。
オレ、アニメ好きだわ(カミングアウト)。
いや、ヲタの域には到底及ばない、ていうか及びたくないですけど、面白いやつは面白いもの。クオリティ高いやつは高いよ、よくできてるよ。
今テレビで欠かさずチェックしてる番組、3つあるんですが、3つともアニメなんだよなぁ…(カミングアウト)。
プラネテス」「サウスパーク」「魔法少女隊アルス
いや、「アルス」をタイトルだけで判断するなかれ、そういうアレじゃないんだって(弁明)。